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2023年02月16日

アーユルヴェーダはインド5千年の伝統的医学!詳しくご紹介

最近、5千年の歴史を持つインドの伝統的医学「アーユルヴェーダ」が話題になっています。厳しい生存競争のなかで生活している現代人は、疲労を感じながら、また、精神的にもストレスを抱えながら頑張っています。

その両方が複合的な重圧になり、さまざまなトラブルを体内にため込んで、心身ともに疲れている方が多数いるでしょう。そんな方々にお知らせしたいのが、インドの英知・アーユルヴェーダです。心身ともにリラックス方法です。

1.そもそもアーユルヴェーダとは

アーユルヴェーダは、古代インド・スリランカを発祥の地とする伝統的な医学です。サンスクリット語のアーユス(寿命・生命)とヴェーダ(知識・科学)の組み合わせによる「生命科学」という意味です。

本来、心と身体は一体であり、心身のバランス保ち、調和をはかることで健康に過ごせます。アーユルヴェーダにおいても、心と体がバランスよく影響し合っていることが健康な状態と見なされます。アーユルヴェーダはメンタル・ヘルスを含んだ総合医療で、未病対策まで含むトータルヘルス・ケアともいえるでしょう。

2.アーユルヴェーダの基本「トリ・ドーシャ」

アーユルヴェーダでは、人は体質により3つの型に分類されます。トリ・ドーシャ理論といわれ、サンスクリット語の3を表すトリに、ドーシャは体質を意味し、「トリ・ドーシャ(Tri Dosha)」と表します。

3要素は、ヴァータ(Vata)、ピッタ(Pitta)、カパ(Kapha)で、3つの生命エネルギーを意味し、ヴァータは風、ピッタは火、カパは水といわれます。この3要素のバランスで体質を規定し、3要素ごとに健康維持で注意すべきポイントが変わってきます。

3.リ・ドーシャ3タイプの特徴

アーユルヴェーダではタイプごとに、進んで摂取すべき食事や、効果が期待できる運動やヨガや呼吸法など、各タイプに最適な修練や修養があります。以下では、アーユルヴェーダで3区分される、それぞれの特徴を紹介します。実際には、人間一人が3区分の一つに明確に分けられることは珍しく、それぞれの部分を持ち合わせるケースがほとんどです。

3-1.ヴァータタイプの特徴

ヴァータタイプの特徴として、痩せ型で皮下脂肪がつきにくく、骨ばっていて冷えやすい体質です。胃腸の調子は変わりやすく、食べてもあまり太らず、食欲にムラがあります。お腹にガスが溜まりぎみで、便秘症で、冷え症や生理不順になりやすい体質です。

動作は早く、物事をテキパキとこなし、新しい事もすぐに理解しますが、早く忘れる傾向があります。熱しやすく冷めやすい性格で、精力的ですが頑張り過ぎることがあるでしょう。気分屋でストレスに対して心配や不安を感じやすく、心配性、不安性で睡眠は短め、夜眠れないこともあります。

3-2.ピッタタイプの特徴

ピッタタイプの体型は、中肉中背で筋肉質、筋肉がつきやすくがっちりしています。皮膚は温かく赤みを帯びています。なだらかな髪質ながら、白髪や薄毛の傾向です。運動神経がよく、食欲旺盛ながら、軟便で下痢気味です。

情熱的でチャレンジ精神も旺盛で、目標にまっしぐらに邁進するエネルギーを持ち合わせています。さらに、リーダータイプで完璧主義の傾向もあります。

3-3.カパタイプの特徴

体型は大柄でずんぐりむっくり、太りぎみで頑丈な体形です。色白、オイリー肌で日焼けに弱く、もちもち肌に太い髪質の方が多くいます。

行動はゆっくり目で、しゃべるのも食べるのもゆっくりですが、食べることは好きです。物事を理解するのに時間はかかりますが、一度理解すると忘れにくく、記憶力は優れています。起きるのもゆっくりで、睡眠は長めです。

性格は忍耐強く穏やかで、愛情深く、寛容です。他人の感情を尊重し受け入れ、争いを嫌い、平和を好みます。おっとりしていて、穏やかで優しい性格です。 楽なことが好きで、 変化や新しい環境は好みません。忍耐強く、コツコツ続けることができるタイプの方がカパタイプに当たります。

4.アーユルヴェーダではアグニが重要

アーユルヴェーダの大切な概念のひとつに「アグニ」があります。サンスクリット語でアグニは「火」という意味で、アグニは物事を「消化するエネルギー」です。食べものを消化することや、心に生じたさまざまな感情や考え、外部から受け取った余分な情報など、受け入れたものを完全に消化できた場合に、生命エネルギーが作りだされます。

アグニのエネルギーが弱まって消化能力が低下すると、「アーマ」とよばれる有毒な残渣(ざんさ)物が体内に蓄積します。アーマは有毒で、心身をめぐるエネルギーの流れを悪化させ、病気を発症させる原因になることもあるでしょう。

4-1.アグニは生命維持に不可欠

アグニは体内に摂取された食べ物を消化・吸収・排泄する、一連の変換過程を担っています。人間が生きるために不可欠な生理現象をアグニが行っているのです。アーユルヴェーダにおける、アグニの働きは、生命・健康・外見・つや・生命エネルギーのオージャスやプラーナなどの根源と考えられています。

アグニが正常に働いていると、人間は完全に健康で、長生きし、幸せな毎日を送れます。アグニ機能がアンバランスになると、全ての代謝が妨げられ、不健康になり病気を発症することもあります。アグニ、消化は個人の生命の基礎となっているのです。アーユルヴェーダではこの考え方が基本になっています。

5.アーユルヴェーダは心の治療

アーユルヴェーダはインドの伝統的医学です。日本でもその効果を認めている研究者が多くいます。実際の施術方法は、「シロダーラ」といわれる、第三の目といわれる額に、体温と同じくらいの温度のオイルをたらし続けます。オイルを額で受け続けることで、心地よくて眠ってしまう人がいるほどリラックス状態になるでしょう。

シロダーラは脳のマッサージで頭痛・ストレス・不眠などが解消されたという声が多く聞かれます。とくに、超多忙で、一日中パソコンなどを使って頭脳を酷使する方や、対人関係のストレスが多い人におすすめの施術方法です。

6.まとめ

アーユルヴェーダは心と身体に蓄積された老廃物を消化させます。それは最近とくに注目されているデトックスと同じ効果があります。アーユヴェーダでは、心身の病素は浄化して排出すると、二度と上がってこないと捉えています。そこから、心身両方のデトックスは重要になるでしょう。

アーユルヴェーダでは「心身ともに健康な状態」を健康の基準と考えています。そんな、アーユルヴェーダを受けられるのが「Oasis+spa」です。美容と健康増進の基本となる、本格的なアーユルヴェーダ受けられる人気のお店です。